(2023.3.2更新)
発達に合わせた子どものからだづくり
発達に合わせた子どものからだづくり
運動習慣が“知性”や“感情コントロール”にも影響する!?
よく“「神経系」は6歳ごろには成人の90%まで発達する”というのを耳にします。
育児書にもよく書いてありますね。「スキャモンの発育曲線」です。
左図だと、緑の線が“神経型”を示しています。見慣れていない方には少し見にくいグラフですが、真ん中の横のラインが100%になっています。
黄色の“リンパ型”は、免疫力などに関係しているものですが000、子どもの頃に200%近くまで高くなり、その後徐々に下がり、大人になる頃に100%になるということを表しています。
また、青色の“生殖型”は、思春期後半頃に一気に発達することがわかります。
神経型の話に戻りますが、幼少期に発達が著しい神経回路は、さまざまな動きを経験することで、より複雑に、より密に形成されていきます。
また、多様な運動をするときには、脳の中で知的な活動をつかさどる前頭連合野も同時に活性化します。
そのため、興味深いことに人格が形成される3~6歳で全身を使った多様な運動あそびは、運動能力の発達以外にも、感情をコントロールする力や、知性、社会性など、心の発達にも大きな役割を果たします。
動作は自然にできるようになるのではなく“習得の過程”がある
成長とともに高度な動きができるようになっていきますが、これは自然にできるようになるものではありません。
動きの発展の段階で、そのときにすでに獲得している動きのレパートリーが多い方が、「すぐにできる!」「上手にできる!」につながります。
幼児期には、同じような運動でただ運動量を増やすのではなく、動きのレパートリーを増やすことがとても大切なのです。
遊びの中で、いろいろな動きを経験し、いろいろな動きを獲得しておくことが、運動能力の土台を作ることになるのです。
文部科学省「幼児期運動指針」にも、幼児期には様々な遊びを中心に、楽しく体を動かすことや、“多くのスポーツ教室において、運動量は保証されていても限られた動作の習得のみになっている可能性がある”ということが明記されています。
たくさん経験してほしい動き&できるようになりたい運動技能
下の表は、各発達段階にたくさん経験してほしい動き&できるようになりたい運動技能です。
お子さんが日常生活の中でよく行っている動き、できる動きはどれだけあるでしょうか?
幼少期は個人差がとても大きいので、できなくても焦る必要はありません。
もしまだできない動きがあれば、遊びながら一緒にその動きを行ってみるだけでもとても効果があります。
普段の生活の中で、ぜひ遊びながら行ってみてください。
これらの動きを取り入れた親子で運動あそびも今後随時アップしていきます♪
コメント
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